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潮音寺(ちょうおんじ)は、台湾の屏東県恒春鎮猫鼻頭にある寺院。太平洋戦争での戦没者を弔うために建立され、バシー海峡を臨む位置にある。 == 概要 == 1981年8月に、猫鼻頭の高台に建てられた約100坪の2階建ての白亜の仏堂で、釈迦牟尼仏が奉祀されている。前庭には、高さ約2mのブロンズ製の観音像が黒大理石の台座の上に安置されている。太平洋戦争中の日本軍を始め、この付近の海域で撃沈された船舶や艦艇と共に海没した万国の人々を慰霊するために建立された。 なお、建立にあたっては、太平洋戦争中の1944年に、バシー海峡でアメリカ軍の潜水艦によって撃沈された輸送船「玉津丸」の数少ない生存帰還者である中嶋秀次(2013年に死去)の「仲間の慰霊をしたい」という強い熱意と、それに共鳴した台湾の民間の人々の協力によってなされ、敷地の購入や建築費用には中嶋の私財のほか遺族からの寄付が充てられた。 2009年、潮音寺の土地が第三者に売り渡されたことによって、潮音寺が取り壊される可能性があると指摘されていたが、裁判・和解を経て2015年には潮音寺関係者が地権者になっている。2015年8月時点では寺は存続しているが、建物の老朽化により維持が難しい状態になっている〔。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「潮音寺 (屏東県)」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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